「フェラーリの始め方」
購入後にこれだけかかる維持費

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いつかはフェラーリを所有したい!という方は多いと思います。
ただ、たとえ購入資金を用意できたとしても、維持費がどれくらいかかるのかが不安で、購入に二の足を踏んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、フェラーリV8シリーズの360、430、458を所有した経験からクラッチ、タイミングベルトなどの消耗品の交換費用や頻度などをお話します。
皆さまの夢のフェラーリ購入への参考にしていただければと思います。

【目次】
1.F360、F430のクラッチ交換頻度
2.クラッチ交換時期は「すべり」を感じたら
3.タイミングベルトが切れる不安
4.弱すぎる「バッテリー」
5.1万キロくらいしかもたない超扁平タイヤ
6.「イタリア車だから」という理由で故障する装置類
7.458以降のフェラーリは諸問題に不安なし!
8.そのほかの諸費用
9.まとめ


1.F360、F430のクラッチ交換頻度

F360は初めて購入したフェラーリで、維持費についてはまったくの無知でしたが、マニュアル車とパドルシフト(セミオートマ)車、両方を所有しました。

F430は今もパドルシフト車を今も所有しています。クラッチは、巷で言われているとおりマニュアルだと減りが少なく、1回目交換までに2万kmくらいは走行できました。
一方、パドルシフト車では、走行距離2万km弱で購入して4万kmまでに一度交換し、いま現在、ほとんどクラッチ残量がない状態です。購入時のクラッチ残量が不明ですが、およそ1万km台で交換しなくてはならないイメージでしょうか。


2.クラッチ交換時期は「すべり」を感じたら

クラッチは減ってくると、F360もF430も走行中にギアが抜けてニュートラル(N)になる(通称「すべる」)頻度が上がってくるので、交換時期は容易に判断できます。
初期段階では、すべってギアが抜けても、またパドルシフトを操作すれば元のシフトに入るので、通常走行は可能です。最終的には、パドルシフトを操作してもギアが入らなくなります。

交換費用はコーンズなどのディーラーに持ち込むと100~120万円程度でしょうか。中古の軽自動車が買えるレベルの交換費用が、2万km以内でかかってくるのです。
ちなみにコーンズを通さず町のメンテナンス会社に頼むと少し安くなりますが、交換作業ができるところは限られてきます。
なお、交換部品が用意できるまでに本国イタリア取り寄せのケースもあるため、前もって注文しておくことをお勧めします。


3.タイミングベルトが切れる不安

エンジン部品の1つであるタイミングベルトですが、中古車情報でフェラーリを探しているときに、よく「タイミングベルト交換済」という文言が入っているのを見かけます。
国産車の場合、10年10万kmが交換の目安とされています。
しかし、高回転エンジンのフェラーリの場合は早めの交換が必要とされ、クラッチのように初期症状が見極められないうえに、切れてしまうとエンジンを破損して修理費用が莫大になるという不安から、みなタイミングベルトの交換には敏感になっているようです。

ですが、実際に切れたという話はメンテ工場のスタッフ含め誰も聞いたことがないようです。最終的にF360は9万kmまで走って売却したのですが、その間、一度も交換しなくても問題は起きませんでした。
費用については交換していないので分かりませんが、フェラーリの場合はエンジン載せ替えだけで工賃20万円とかかかってきますので、もし交換した場合は30万円を下らないと思います。でも、そこまで不安がって交換しなくてもいいというのが私の経験です。


4.弱すぎる「バッテリー」

ほかの消耗品といえば、バッテリーとタイヤでしょうか。
バッテリーは弱いです。フェラーリは2週間エンジンをかけないとバッテリーがあがり、JAFのお世話になることになります。
イモビライザー(盗難防止装置)が四六時中作動しているので、定期的にエンジンをかけたり、駐車場で電源を取るようにしているオーナーが多いです。

そして一度バッテリーが上がってしまうとさらに弱くなり、すぐに上がるようになってしまいます。そうなったらもう交換しかありません。
普通よりは大容量のバッテリーのため、5万円程度は見ておいたほうがいいと思います。


5.1万キロくらいしかもたない超扁平タイヤ

タイヤも19インチや20インチが標準で、薄くて太い超扁平タイヤになりますので、4本で20万円する場合があります。しかもスポーツタイヤなので摩耗も早く、1万kmももたないことが多いです。


6.「イタリア車だから」という理由で故障する装置類

このほか、イタリア車ということで装置類やドア・ミラーなども、とても心許ないです。
例えば、窓が急に上がらなくなったりします。その際、なぜ故障したか聞くと、よく「イタリア車だから」という理由を突き付けられます。

ほとんど壊れない国産車に慣れている方は、この危なっかしさにも驚くと思います。


7.458以降のフェラーリは諸問題に不安なし!

F430の後継である458からクラッチがデュアルクラッチになり、これまでのようなクラッチ交換の必要がほぼなくなりました。これだけでも、所有コストはかなり低減されます。
バッテリーやタイヤ交換は変わらずに必要ですが、イタリア車特有のボディの危なっかしさもほとんどなくなり、“壊れないクルマ”となりました。
ただ、壊れない、安全なクルマになってしまったことで、古いモデルからファンだったオーナーにとっては、「つまらなくなった」と思われることもあるようです。
音も静かになりました。電子制御で取り扱い易くなりました。
オートモードにすれば普通にオートマ車のように街乗りもできるようになりました。「普通になってしまった…」と言われるのは無理もありませんね。

近年は女性が運転しているのを見かけたりします。
もう、スーパーカーは早い、怖いというイメージは過去のものとなっている表れです。


8.そのほかの諸費用

所有するのにかかってくる費用はメンテナンス費用以外に、保険料や駐車場が必要です。
保険料は、車両価格にも因りますが1,500万円の車両保険を付けて約6万円/月といったところです。
駐車場代は、さすがに青空駐車というのがイタズラなどの不安があるので、シャッター付のガレージで都内は4~6万円かかってくると思います。


そのほか、乗る機会が多ければオイル交換の頻度が増えます。
コーンズに定期的に依頼しているオーナーには1,000kmごとのオイル交換を勧めていると聞きますが、さすがにそこまでナーバスになる必要はないと思います。
コーンズは営業上、致し方ない面があると思いますが、私はメンテ工場のアドバイスのもと、5,000kmあたりで交換するようにしています。

9.まとめ

こうして見ていくと、年間5,000km程度走行すると仮定して車検代も加えると、メンテ費用(F430までの場合)は、

・クラッチ交換   2年に1回120万円=60万円/年
・タイミングベルト 交換不要
・バッテリー交換  2年に1回5万円=2.5万円/年
・タイヤ交換    2年に1回20万円=10万円/年
・保険料      6万円×12カ月=72万円/年
・駐車場代     4万円×12カ月=48万円/年
・車検代      2年1回20万円=年間10万円/年
・オイル交換    1年に1回=4万円/年

 以上のように、年間200万円以上かかってくることになります。

458からはクラッチ交換が不要になりますが、車両価格が上がるため保険料は8万円/月と上がります。


こうしてみても分かるとおり、やはりフェラーリなどスーパーカーは購入後もおカネがかかるということです。
ちなみにスクーデリアのカーシェアリングに入会すると、
年間100万円の年会費+αのみ、購入資金ゼロでフェラーリに乗れるようになります。
また、フェラーリだけでなくマクラーレンやランボルギーニなどのチョイスも可能です。
乗る機会の少ないスーパーカーですから、購入するより賢い選択をしてみてはいかがでしょうか。

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