【シェア賢者の空旅】
~マイレージ上級会員になるには?~

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国内線であれ、国際線であれ、飛行機を利用したことがある方なら誰でも経験したことがあると思いますが、搭乗開始と同時に優先して機内に案内される人たちがいます。

彼らは何故、優先して搭乗案内されるのでしょう?
小さなお子様連れのファミリーだから?
プレミアム、ビジネス、ファーストなど、高いクラスの座席だから?

優先搭乗案内には、いくつかの理由があります。小さなお子様連れや、座席クラスの高いチケットなど。
しかし実は、あなたと同じく、子連れでなくても、格安航空券でも、優先して搭乗案内される人達がいるんです。それがマイレージ上級会員(ステータスホルダー)。

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マイレージ上級会員とは何でしょうか?
どうしたらステータスホルダーになれるのか?

航空会社の3大アライアンスグループである「ワンワールド」「スターアライアンス」「スカイチーム」において、ステータスホルダーになった経験から、シェア賢者必須の空旅への道をご紹介します。

【目次】
1.マイレージ上級会員とは?
2.航空会社ごとのアライアンスグループ
3.ステータスホルダーになる(1)修行とは?
4.ステータスホルダーになる(2)効率の良い方法は?
5.ステータスホルダーになる(3)費用は?
6.マイレージ上級会員の資格期間は1年間


1.マイレージ上級会員とは?

多くの航空会社では、自社(もしくは提携航空会社)の飛行機を利用した顧客に対して、その乗った距離に応じたポイントを付与するプログラムを行っています。それがマイレージプログラムです。
マイレージプログラムに参加すると、搭乗距離に応じて、無料航空券や座席のアップグレードなどのサービスを受ける事ができたり、ポイントを変換して旅行費用に充てたり、提携するショッピングポイントに変換したりすることができます。
また航空会社は、マイレージ会員が一年間に獲得したマイレージポイントに応じて会員のランク分けをし、ランクごとの会員向けサービスを提供しています。航空会社ごとに、ランクに応じて得られるサービスに違いはありますが、ほとんどの航空会社では、ある一定以上ランクの会員に対して、優先搭乗や航空会社ラウンジへの招待など、特別なサービスを提供しています。それが、マイレージ上級会員(ステータスホルダー)です。

【JAL・ANAのマイレージプログラム比較】(2019.11月現在)

  JAL ANA
マイレージプログラム JALマイレージバンク ANAマイレージクラブ
上級会員資格 JMBサファイア以上 プラチナ以上
アライアンスグループ(AG) ワンワールド スターアライアンス
AGの上級会員資格 ワンワールドサファイア スターアライアンスゴールド
※上級会員資格の基準は、ラウンジの利用、優先搭乗、優先チェックインカウンターの利用、
 AGの上級会員資格を付与される、資格ということにさせていただいております。

ステータスホルダーには様々なメリットがあり、このサービスを利用すると、飛行機や空港を利用するにあたり、滞在時間をかなり快適に過ごすことができます。
頻繁に飛行機を利用する旅行者の間では、この上級会員資格を有する事は名誉なことであり、ステータスホルダーになる為にマイレージポイントの獲得だけを目的として飛行機に乗る方も多くおり、そうした活動はマイル修行と呼ばれたりします。


2.航空会社ごとのアライアンスグループ

ステータスホルダーとして受けられるサービスは、当然、その会員となっている航空会社を利用した時のみ受ける事ができます。
あなたが筆者と同じく日本に在住する方で、特定の地域だけを頻繁に往来するために特定の航空会社だけしか利用しないという旅行者でなければ、マイレージプログラムに参加するにあたって、ほとんどの方はJALかANAのマイレージメンバーになる事でしょう。

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では、JALやANAが飛んでいない路線・地域間の旅行では、ステータスホルダー向けのサービスを受けられないのでしょうか?
その場合でも、提携航空会社を利用していれば、その提携航空会社のステータスホルダー向けサービスを代替して受ける事ができます。

ほとんどの航空会社は、自社の路線を補完する為に他の航空会社と提携をしています。世界的にも複数の航空会社が集まって大きな提携グループを作っています。それが、航空会社のアライアンスグループです。
有名なアライアンスグループは、3つあります。
JALが所属するワンワールド、ANAが所属するスターアライアンス、スカイチームです。

  ワンワールド スターアライアンス スカイチーム
就 航 都 市 1,000ヶ所以上 1,300ヶ所以上 1,150ヶ所
1日あたり便数 19,000便以上 14,500便
ラウンジ数 350ヶ所 1,000ヶ所以上 750ヶ所
加盟航空会社 13社 26社 19社
主な加盟会社 日本航空
アメリカン航空
ブリティッシュエアウェイズ
キャセイパシフィック
マレーシア航空
カンタス航空
全日空
アシアナ航空
シンガポール航空
タイ国際航空
ユナイテッド航空
ルフトハンザ
ニュージーランド航空
デルタ航空
大韓航空
チャイナエアライン
ベトナム航空
エールフランス航空
KLMオランダ航空
※2019年11月現在

多くの航空会社は、これらのアライアンスグループのいずれかに所属しており、自社が運航していない路線であっても、アライアンスグループ内の他航空会社を利用してもらう事で、ステータスホルダー向けのサービスを相互に提供し、マイレージ上級会員の囲い込みを行っています。

※すべての航空会社がアライアンスグループに加盟しているわけではありません。
※アライアンスグループに加入していなくても個別に提携していたり、
 異なるアライアンスグループに所属する航空会社同士であっても、独自に提携している場合もあります。


3.ステータスホルダーになる(1)修行とは?

ステータスホルダーになるには、どれだけのマイレージポイントが必要になるのでしょうか(2019年11月現在)。

マイレージポイントには、実際に飛行機に乗った距離が加算される「搭乗マイル」と、クレジットカードでのお買い物や提携ポイントサービスからの移行で得られる「ショッピングマイルポイント等」、また上級会員資格の判定に使われる「特別なポイント(プレミアムポイント、FRY ONポイント)」があります。

ANAでは、1月から12月に獲得した年間のプレミアムポイントが50,000ポイント(うちANAグループ運航便の利用で25,000ポイント)以上になると基準をクリアし、翌年4月からプラチナサービスを受ける事ができます。
プレミアムポイントとは、ANAが所属するスターアライアンスグループ加盟航空会社での搭乗分に応じて積算されるポイントで、搭乗マイルに一定の積算率をかけた数字がプレミアムポイントとして、搭乗マイルとは別に付与されます。実際に搭乗したマイル分のみがプレミアムポイントの対象とされ、提携クレジットカード等でのショッピングマイル等ではプレミアムポイントは付与されません。
積算率は、利用する航空会社、チケットの種類、路線、等によって異なります。航空券のクラスによって、さらに搭乗ポイント(ボーナスポイント)がプラスされることもあります。
スターアライアンス加盟の航空会社であっても、チケット種類によっては、プレミアムポイント積算率0%の場合がありますので、注意が必要です。

JALでは、FLY ONポイントがANAのプレミアムポイントにあたり、JMBサファイアの獲得基準は、年間のFLY ONポイントが50,000ポイント(うちJALグループ運航便の利用で25,000ポイント)以上となっており、概ねANAと同様の基準が設けられています。

※JALでは、登場回数50回(うちJALグループ便25回)以上かつFLY ONポイント15,000ポイント以上でも、JMBサファイア資格を得られます。

JAL・ANAともにステータスホルダーになるには、かなりの距離を搭乗しなければ、上級会員の基準をクリアすることはできません。仕事等で頻繁に飛行機出張を利用される方でもない限り、基準達成への道は険しく、実際にかなりの費用と時間を要します。
なかには、ステータスホルダーになる為に、わざと遠回りをして飛行機に乗ったり、1日に同じ区間を何往復もしたりする方もいるほどです。こうしたステータスホルダーになるための活動は、マイル修行と呼ばれます。

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筆者もJALのJMBサファイアを獲得した時には、1年間のFRY ONポイントが基準に足りず、東京から仙台への出張をするのに、羽田から大阪の伊丹空港に飛んで、伊丹空港から仙台空港へ飛び直したり、福岡へ行く前に、わざわざ石垣島まで飛んだりした事がありました。その年の後半は毎週のように羽田空港に行き、どこかしらに飛び、飛行機に乗ることが日課のようになっていました。最後には飛行機に乗ることが苦痛に感じられるほどでした。まさに修行ですね。(笑)


4.ステータスホルダーになる(2)効率の良い方法は?

実際にステータスホルダーになるには、何回くらいの搭乗が必要になるのでしょうか?(2019年11月現在)

国内線のみでステータスホルダーを目指す場合、東京-札幌間での獲得ポイントを例にとってみます。羽田-千歳のマイル数は510マイルです。仮に積算率が100%、ボーナスポイント0としてみます。
国内線の場合、JAL・ANAともにポイントは路線倍率が搭乗マイルに対し2倍されますので、1020ポイント。往復で2000ポイント強になります。基準の50,000ポイントをクリアするためには、1年間で25往復が必要になります。
月に2回強の頻度で1年間、東京から札幌に通い続けると、ステータスホルダーになれます。1年間に旅行だけでこの回数を往復すると考えると、なかなかハードですね。

国際線の場合(成田発着、積算率100%、ボーナスポイント0)、以下の通りです。

  マイル 路線倍率 往復獲得ポイント 50,000ポイント
達成に必要な往復回数
香港 1,823 1.5倍 5,469 10回
シンガポール 3,312 1.5倍 9,936 6回
ホノルル 3,831 1倍 7,662 7回
ロサンゼルス 5,458 1倍 10,916 5回
ニューヨーク 6,723 1倍 13,446 4回

いずれの場合においても、多くの登場回数が必要になります。
また、ここで気を付けなければならないのは、上記はいずれも積算率100%として計算しています。多くの方が利用される格安航空券やツアーでの搭乗に関しては、ポイント積算率はチケットのランクに応じて、70%、50%、30%、0%となりますので、格安航空券等を利用した場合は、必要な往復回数は、さらにもっと多くなります。

では、最も効率よくステータスホルダーになる方法は、どうしたらよいのでしょうか?

もしあなたが、費用よりも時間を優先するのであれば、ニューヨークやロンドンへ航空会社の正規料金で購入するチケットを使って旅行しましょう。ほんの数回の旅行でステータスホルダーへの道はひらけます。ビジネスクラスやファーストクラスではクラスによる積算率が、125%や150%になるので、ビジネスクラス・ファーストクラスを利用できるのであれば、さらにその回数は少なくなるでしょう。(東京‐ニューヨーク間のファーストクラスチケットは往復で約200万円かかります!)

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しかし、多くの方は費用に関しても、できるだけ安くステータスホルダーにたどり着きたいと考えられるのではないでしょうか。そうした方へ、ズバリ、筆者のおススメは国内線、目的地は「沖縄」、特に「石垣島」です。

理由としては、まず第一に国内線の場合、路線倍率が2倍になり、搭乗マイルの倍のポイントを獲得できます。
また国内線では、積算率100%の運賃クラスでも、安い航空券との金額差は国際線ほど大きくありません。運賃クラスによって付与されるボーナスポイントの400ポイントも、国際線よりも安く獲得できます。(ボーナスポイントは格安航空券等では、ほとんど付与されない。ボーナスポイントについては、後述。)
そして国内線では、安い運賃クラスでも積算率が75%と、国際線に比べてポイントの積算率は高くなっています。

第二に、東京を基準に考えた場合、最もマイルを獲得できるのが、那覇空港(984マイル)、石垣島(1,224マイル)となります(大阪、名古屋でも同じく、沖縄が最もマイルを獲得できます)。
例えば、東京から石垣島に、積算率75%でボーナスポイント400を獲得して旅行した場合、往復でのポイント数は4,472ポイントになります。
この場合、12回で目標の50,000ポイントを達成できることになります。1年間を通して月に1回のペースで石垣島に旅行する。これならなんとかできそうな気がしませんか?
それでも、ハードな修行であることには変わりありませんが。(笑)

もちろん、石垣島だけに12回も行くのは面白くないという方は、北海道や九州等、組み合わせて、旅行を楽しみながら、ステータスホルダーを目指すのもよいでしょう。
しかし、もしあなたが時間と費用だけを考えて、最も効率よくマイル修行したいのであれば、月に1回の石垣島はおススメです。

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また、筆者のもう一つのおススメは、株主優待券の活用です。
航空券のクラスによって付与されるボーナスポイントは、国内線であれ国際線であれ、正規料金やそれに準ずる価格の高い航空券を購入した場合に、その内容に応じて、400ポイントまたは200ポイントが付与されます。
多くの方が利用される格安航空券や旅行ツアーに含まれる航空券、または、早い時期に購入することにより割引価格で販売されるチケット(先得、スーパーバリュー等)には、ボーナスポイントは付与されません。こうした安い価格で購入できるチケットは、正規料金に比べて、国内線で半額、国際線では何倍もの価格差になることがあります。ボーナスポイント以上の価格メリットがあり、ボーナスポイントを目的に、わざわざ高い航空券を購入する人は、あまりいないと思います。
筆者も(日付が変更できるオープンチケット等を購入する必要がある時以外)、旅行日程があらかじめ決まっている場合は、安い航空券しか購入しませんので、ボーナスポイントは、最初ほとんど獲得できませんでした。

ところが、株主優待券を使って航空券を購入すると、チケット料金は正規料金に対して半額くらいになります(国内線のみ)が、ボーナスポイントは400ポイントが付与されます。往復で、800ポイントを獲得できます。
株主優待券は、JALまたはANAの株式を一定数以上、年に2回の基準日に保有していると、保有数量に応じた株主優待券が送られてきます。

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株に興味がない、もしくは株式投資をしたくない方であっても、株式を保有しなくてもチケットショップ等に行けば、数千円くらいで株主優待券を購入することができます。往復分で2枚購入しても、1万円前後。だいたい株主優待割引の割引金額以下で購入できますので、株主優待券を上手に活用すると効率よくボーナスポイントを獲得することができます。


5.ステータスホルダーになる(3)費用は?

ステータスホルダーになるには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?

筆者おすすめの石垣島への12回の往復をした場合、羽田-石垣島の往復チケットはオフシーズンでだいたい5万程度です。単純にこの金額で12回の利用を考えれば、約60万円でステータスホルダーになれるという事になります。
宿泊費等を考えれば、もっと費用はかかりますし、他の地域への旅行も組み合わせれば、回数も増え、費用も増えるでしょう。実際に筆者が経験した費用から考えると、スターアライアンスゴールド(ANA)でも、ワンワールドサファイア(JAL)でも、ステータスホルダーになるまでに、飛行機代だけでおよそ100万円くらいかかったのではないかと思います。
ステータスホルダーになるためにかかる費用は、決して安くはありません。出張や旅行での飛行機の利用等があれば、上手にポイントを獲得し、効率や費用をよく検討して、ステータスホルダーを目指しましょう。

しかし、こうした費用をかけずにステータスホルダーになる方法があります。
それはデルタ航空のスカイマイル アメリカンエキスプレスカードです。
このクレジットカードは、作るだけでデルタ航空の上級会員資格である、シルバーメダリオン会員資格(スカイチーム エリート会員資格が付与される)が自動的に付与されます。
スカイチームには日本の航空会社は加盟しておらず(2019年11月現在)、日本路線での活用に関しては不便な点もありますが、搭乗距離や回数に関わらず、いきなりステータスホルダーになれるという点では、非常に便利なカードです。
筆者も、スカイチームに関しては搭乗マイルのポイントによらず、このカードでスカイチームエリート会員資格を保有しています。

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6.マイレージ上級会員の期間は1年間

苦難を乗り越え、マイル修行の末に獲得したマイレージ上級会員資格ですが、会員資格の付与期間は1年間しかありません。引き続き、ステータスホルダーであり続けるためには、毎年、搭乗距離を重ねて、50,000ポイント以上を獲得しなければなりません。

しかし、実はステータスホルダーだけが入会できるクレジットカードの会員になることによって、マイレージプログラムの特別な上級会員になり、獲得したマイレージ上級会員資格を1年を超えて維持し続ける方法があります。

【JAL・ANAの上級会員向けクレジットカード】(2019.11月現在)

  JAL   ANA
プログラム JALグローバルクラブ   スーパーフライヤーズ
会員資格 JMBサファイア以上のステータス保有期間内にJALグローバルクラブのJALカードに申し込み、クレジットカードを保有すること。   「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」メンバーがスーパーフライヤーズカードへ申し込み、クレジットカードを保有すること。
付与される特典 ワンワールドサファイア   スターアライアンスゴールド

これらのクレジットカードに申し込み、カードを保有し続ける事で、上級会員資格は継続して維持することができます。

そしてさらに、これらのクレジットカードでは家族カードを申し込むこともできます。家族カード会員は、搭乗実績に関わらず、いきなりステータスホルダーとして、上級会員向けのサービスを受ける事ができます。
実は一番、費用のかからないのが、この家族カードをつくることです。もし、あなたのご家族にステータスホルダーがいらしたら、是非、家族カードをつくってもらうことをおススメします。

なお、デルタ航空のスカイマイルアメリカンエキスプレスカードも、初年度は無条件で上級会員資格が付与されますが、2年目からはカードの利用金額が年間100万円を超えないと、上級会員資格を維持できません。

いかがでしたでしょうか?
時間的にも、経済的にも、多大なるコストのかかるステータスホルダーへの道ではありますが、一度、ステータスホルダーになってしまえば、その資格を維持し続ける方法もあり、ステータスホルダーとして、空の旅において得られるメリットは、コスト以上のものがあるでしょう。
あなたも、空旅の達人「マイレージ・ステータスホルダー」を目指してみませんか?

ステータスホルダーが受けられるメリットについては、
こちらをご覧ください!
⇒マイレージ上級会員のメリット

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